日曜日にマウイに来て、早くも一週間がたとうとしている。 いつのまにかこの環境にも慣れてしまった。 カイルアのプール付のバケーションレンタルに居た日々がもうすでに懐かしい昔のことみたい。 不思議。 ハワイにいると、どんどんおばかさんになってしまうようで、時々すこし焦ってみるがそれも長続きしない。 熱帯雨林のうっそうとした道の見分け方もわかるようになってきて、自分の家に戻るのに 迷わなくなってきたのがようやくの進歩かな。

きょうは家探しも含めてMAKAWAO探索。わたしの好きな町のひとつ、マカワオはノースショアからハレアカラへの途中のちょっとだけ標高が高いところにある可愛くて小さな町。 町というか本当に交差点にすこしずつ店が並んでいるだけなのだけれど、素朴なかわいらしい木造平屋の個性的なお店が集まっている。のんびり散歩をしたり、オープンのカフェでお茶を飲んだりしながらお店をのぞいてまわる。石やさんとか、怪しげなお店とかYOGAやREIKIなどの張り紙とか、代替医療をテーマにしたハーブやエッセンス類、サプリメント類などを置くお店とかが多いのもこの町の特徴。 このあたりを私は昔から魔女の町 と 呼んでいるのです。石を投げればヒーラーに当たる(笑)。

ヒナの耳の内側に痒そうなかさぶたが出来ていてかわいそうなのでこの町にあるDRAGON’S DENという店に相談しにいった。代替医療グッズ屋というか魔女の薬屋さんみたいなところ。 GRAPE SEEDのエッセンスを薦められた。 注意点は揚げ物を食べ過ぎないように。海草やミネラルが多いものを採るようにとのこと。確かに・・どうしてもアメリカでの外食となると、子供の栄養が偏ってしまう。ポテトフライとかチキンナゲットとかがレストランのKIDS MENUの定番だし・・・。 マウイに来てからは毎日自炊しているのでバランスはかなりよくなったとは思うけれど全体で見ると大分偏っているのでしょう。 お店のお兄さんが、ヒナの耳を見てくれて、殺菌消毒と栄養補給という基本的なアドバイスを親切にしてくれた。ありがとう。

GARDEN CAFEのコーヒー($1)も美味しかったです。 裕太は自分の英語が通じるのがなんとも嬉しいらしく、お店の人に自分で注文したり、 犬を連れたお兄さんに犬の名前を聞いたりと、さすがネイティブに近い発音で英語を駆使している。 ヒナはといえば、どこへいっても大きな犬が居るので(おまけにつながれていない!)どきどき。 でもアメリカで町にいる犬は吼えないし、やたらにじゃれついたりしないし、飼い主がカフェでゆっくり食事をするのをじっと足元に寝転んだりして待っている。本当にうまく調教されているなあ。

ヒナの犬嫌いは、横浜のうちの近くにブリーダーの家があって、まったくおばかさんな犬たちが ヒナと私が散歩に行くたびにわんわんと吠え付いて、たぶんそれ以来なんじゃないかと思う。

もしくは、わたしと裕子さんの間ではわたしが生まれたときから飼っていた愛犬の生まれ変わりなんじゃないかという説もあるけど。その犬は小さな白いマルチーズで、とても仲良しだったんだけど、ある日大きな野良犬に咬まれて死んでしまった。そのトラウマなのかな〜?とか。

でもまあ、きょうは逃げ惑うこともなかったし、うちにいるこげ茶の猟犬風ラッキーにも裕太の家にいるレトリバーのモモちゃんにも大分慣れてきた。ラッキーとはまだ網戸越しではあるけど、ぶつぶつ会話しているし、朝も起きるとすぐに窓からラッキーと呼ぶ。呼ばれてラッキーは大喜びで窓の前にやってくるんだけどヒナはちょっとたじろぐ。呼んでおいてかわいそうだよねえ。この距離感が面白い。

いろいろな家を見て廻った。 う〜ん 実はハワイはいまは不動産バブルの絶頂期らしい。 レンタルにしても売り家にしてもすっごくびっくりするような値段。 ロケーションや景色や広さからいったらもしかしたら日本の都会よりはずっと安いのかもしれないけど それにしても良い値段のものばかりで私たちにはお城に見えます・・・。

現実の厳しさに みかりんともども しみじみとしてしまう私たちなのでした。

瞑想でもしよう・・。


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