旅日記 7 セドナ 44番ボトル

前回の滞在のとき毎食のように通った店があった。
「SAGE」という和尚系の経営のベジタリアンレストラン。
ランチはそこにいくことにした。
凝った菜食のメニューがブッフェ形式で食べられるようになっていて、
さらに店の雰囲気もよくて(手入れされたガーデンやファウンテン(泉)があって)
今回も楽しみにしていたのだけれど・・・なんと店は荒れ果てて「CLOSED」の看板。
おまけにFOR SALE のはりがみまで。
仕方ないので、近くの「OSHO CAFE」に行った。

わたしはサニヤシンではないのだけど、
OSHO系の人の美意識とか食生活へのこだわりなどは好きなのだ。
ケアされたスペース、意識的な食などには特にジャンクフードの続くアメリカの旅の途中では
とても救われる。
美味しいお茶やコーヒーも飲める。
(それだけのことがとても嬉しいのが旅先なのだ)

空腹なのでとにかくカフェに入ろうとするが、
ついつい病気のようにその隣のヒーリングショップのオーラソーマボトルにひきこまれる。

旅先で見る100本のボトル・・・

今回の旅ではボトルは持ってきていなかった。
家で使っていたのは デヴァインレスキューというボトルだったのだけれど、
ボトルが並んでいるのを見たら欲しくなって 1本だけ買うことにした。
今回の旅のお供に。
選んだのは44番、上がライラック(ペールバイオレット)、下がペールブルーの美しいボトル。
ボトルの名前は「ガーディアンエンジェル(守護天使)」・・・
とても美しく見えた。
大きい方のボトルを購入していたら、となりでるりちゃんも同じボトルを買っていた。

陽子ちゃんは 49番、ニューメッセンジャーという名前のボトルを買った。
そう、出発の日に出会ったこの色のボトル!ターコイズ&バイオレット。

 似たような色合いのボトルをかかえて、ご機嫌になった4人は
 ようやくお隣のOSHO CAFEへ。。
 レストランとはいかないながら、充実した食事と
 美味しいお茶をいただきながら テーブルにボトルを並べたりして遊ぶ。

 すでに同じ色を買ったはずのるりと私のボトルの色が微妙に違っていた。

 買い付け日の最中はゆっくりお茶を飲むという感じではなかったので
 今回の旅では ここではじめてゆっくり時間を過ごすことができた。

 (ちなみに SAGEは経営難で閉鎖したのだそうでした・・・)残念。





 すっかり日が傾いてきたころ、すこしドライブして 
 カチナ(ネイティブアメリカンの精霊)のかたちをした岩のあるボルテックスへ行く。
 前回に来たときここで真っ白な鹿に遭遇して印象に残っていた。
 夕日に染まった赤い岩山は絶景なのだ。


 ここでは「空気の粒子」が降り注ぐのを見た。
 景色の前に、私たちの上に、そこここに
 微細な粒子状のものが降り注いでいた。
 雨でもなく、なにか 空気よりすこし重いような感じのものが
 山の上で 静かに降りそそぐ。
 感じないほどぬれないほど細かな 水滴だったのかもしれないけれど
 音のない世界で とても神秘的な 風景だった。

 つづく