旅日記  PART2  聖なる岩にいざなわれ

「もののけの森」

カウアイ島には 大きな水晶(アースキーパークリスタルと呼ばれる)をまつったヒンドゥ・テンプルがある。
カトリーナ・ラファエルの著書にも すこし触れられていて
本で読んだときから いつか訪ねてみたいと思っていたところだ。

前回の旅では、ちょうどマヤ暦の「時間をはずした日」にそこで礼拝に参加することができ、
そこでみんなひとりひとりにひとつずつ、水晶をいただいた。

目を閉じて、差し出された盆のようなものに載った水晶のなかから、ひとつ 手に触れたものを取る。
わたしの手に触れたのは、タビークリスタル。

バランスをとる、そしてコミュニケーションのためのサポートをしてくれる石だ。
それぞれにその人らしい 石を 受け取ることができた。

大きな水晶もすばらしいけれど、それ以上にわたしが魅了されたのは、
聖なる河といわれる ワイルア川の上流の渓谷を見下ろす、その場所の荘厳なまでの美しさだった。
特にわたしが出逢えてよかったと思うのは、ある巨大な樹。
ほんとうに「森」や「河」に 「もののけ」が棲んでいる というのを感じさせる。
あらゆる植物に奇生され、それでいて 共に すべてを含みながら存在しているその姿。
神殿のようであり、長老のようでもある。そして森の精霊そのものなのだ。

本来の「地球」(大地)というのは すごい 癒しの力を持っているのだと思う。
気づきも、肉体の健康も 大地からもたらされる。
それを きっと太古の人々は 身をもって知っていただろう。
自然とともに生きていた時代には、
それは 自分たちの生活や身体と切ってもきれない関係だったのだろうから。

「自然」はずごい。私たちを生み、そして育んでいる。
クリスタルも、植物も、動物も、人も、同じように ここで生まれて、育まれている。
そして「地球」もわたしたちと「共生」しているのだ・・・。

あの樹 のように・・・

わたしも
「地球の創造したアート」なんだよな。

カウアイを訪れるたびに きっと逢いにゆくだろう・・・ あの樹には・・・

恐れ多いので 写真は 載せません。(なんて・・・実は 見とれすぎて撮るのを忘れてたのでした)

つづく