どんぐりくんクラブ

コース最初の2日間が終わる。
11人の乗組員を乗せて確かに飛び立った・・・という実感。
それぞれが未知の、もしくは遠い過去から携えていた可能性のなかを旅している。
参加しているひとりひとりが、それぞれ自分のなかに入っていくことによって、 互いに出遭うという体験も起きはじめている。

昔のはなし。

学生時代のこと。(10代の頃です)
友人から、「どんぐりくんクラブ」というのを創ったから入らないかと誘われた。
入会といっても、入会金も申込書とかがあるわけでもなかった。
入るよというと、手作りの会報みたいなのと、どんぐりくんクラブバッチというこれも手作りのバッチをもらえるだけ、だったかな?
特に名簿みたいなのもなくて、他にどんなメンバーがいるのかも不明という謎の会だったんだけど。
ともかく、早稲田に行っていたすご〜く変わった(面白い)男の子がいて、 学校の魔女仲間のひとりがその男の子と日本自転車放浪のひとり旅の最中に知り合ったらしく、 その縁で、わたしにも呼びかけが来たという展開だったと思う。

基本的には、呼びかけ人の彼が浪人時代に入っていた予備校の寮で一緒だった男の子たちが中心メンバーだったようだけど。


入会資格には、 「他の会員との年の差が2歳以内」というのがあった。あと、 「他の会員の推薦があること、と、会員の誰かと共同生活をした経験があること」

共同生活という点では、魔女仲間でよく浦安合宿というのをやっていたのでクリア。

その男の子が創った小さな冊子にはすごくインパクトがあった。
水の粒子の旅の話が絵本のように書かれていた。
そのストーリー。
@水の粒子が一粒、葉っぱの上にいて、どこかにいきたいなあ・・・と思っている
A水の粒子は空を見上げぼんやりと何かを待っている ひとりぼっちで・・・
B空を雲が流れてくる
Cそうしているうちに葉っぱの上の水の粒子はいつのまにか太陽の光に照らされて、 蒸発し、すこしずつ空へ昇っていく
Dそうすると、空の上には自分の仲間たちが雲となって共同体を作っていた
Eそのひとつぶの粒子は、いつしか仲間たちと一緒に雲となり 世界を旅する喜びを知った

と確かそういうストーリー(大分昔の話なので詳細は自信がないけど)

そしてなぜ会の名がどんぐりくんクラブだったかっていうと、 いまはみんな、未熟な若者たちで、野望はあるけど実際はどんぐりの背比べみたいに大差ないから。
どんぐり君たちのわいやいがやがや。
一粒ずつはちっちゃいけど つながっていようぜ という感じだったか。

そして、 高いところを目指すやつは、かならず頂上で出会う と 彼はメッセージしていた。

いまは、それぞれの道を歩み、いろんな大学の学生だったり、地方に居たり 社会に出たてだったりで互いに浪人時代のようにゆっくり会ったりできないけど、 互いに高いところを目指せば、 それぞれが通る道が違っても、いつか、山の頂上できっと出会える。
いつかそれぞれが自分の道を究めたときに、頂上で会おう。

そんなことが書いてあって、わたしはとても新鮮な気持ちになった。
その仲間たちとはずいぶん色々なことをして遊んだ。
旅行にもいったし、いろんな企画を仕掛けたりと・・・。

どこかで皆ひとつの山を目指しているから、 いままさに皆それぞれ働き盛りだったりして、それこそ忙しくなってしまったけれど、 あの気持ちを忘れないでいれば、どこかで会えるような気がする。

そんな、ずいぶん昔のことを思い出した。
コースをやっていて、深いハートのワークを続けていくことで 確かに深いところで繋がっているという感覚を得ることがある。
それぞれが、自分のハートの可能性を探っていくことで、そこで出遭える。
繋がっていることを実感する。

幸島の砂浜とレムリアンシード

これが コースの醍醐味なのだ。
頭では知っていた。聞いたこともあったし。
でも、全身で感じる。そこにいることの心地よさを身体が思い出す・・!!

シャスタは盛り上がり、昨日も一昨日も 外の寒気がまるで嘘のように、冷房22度の設定にしていても汗が流れるほどの熱気だった。

そして、これってファンデ(レベル1)??と思うくらいの、深みや核心に入っていく。
「相当に覚悟が出来ている、魂の約束で集まった人たちなのだなあ」と強く感じる。

コースは毎回進化する。
これまでコースに関わってくれた人たちの気づきがきちんと、次のメンバーに受け継がれている。
幾度もこうしてコースをしていると、確かに、100匹目の猿現象的なことが起きているということが実感できる。

(100匹目の猿に関しては、実際の発祥の地である宮崎の南端に近い「幸島(こうじま)」まで出向いて クリスタル&色&惑星のグリッドを創って奉納してきたからね)

幸島のお猿さんたち

そう、はじめてオーラソーマを学ぶはずの人たちなのに そんな感じじゃないのだ。

自分でもどこまで行ってしまうのだろう・・?と興味深く思う。
わたしにとっても、いつでも、それは新しいコースであり、一度きりで、そして未知なんだ。

アシスタントを頼んだNちゃんともランチをしつつ、「おもしろいよね〜」の連発。 いかに自分のなかで起きていることが外側に一瞬にして映し出されているのか、 いわばテレパシーの世界でひとりひとりが確実に繋がっていることが 面白すぎるくらいに見えてくる。

2日間があっというまに終わり、へとへとで、でも名残惜しくて いくらでもシェアしつづけていたいような みんなのそばにいたいような そんな気持ちで 大汗をかいて ほっと家に帰ってぐったり眠ったら 日向(娘)が夜中に突然の発熱。
身体が痛そうで何度も起きて泣く。
彼女がいま使っている21番のボトルで足をマッサージしていたら眠った。

熱にうなされて、いろんなことを口走っていたのだけど
「みんなのご飯の色がちがうの・・」
「ご飯の色が ぜんぶ ちがうの・・・」
「ひなのは黄色いの・・・」とかなんとか。

夢だよ〜と言ったら
「夢じゃないの、見えるの」 と 言っていた。

看病疲れできょうはちょっとだるい朝でした。

なんだかとりとめのない文章ですが(いつもだけど)。

裕見子
11月16日(火) KIN112黄色い銀河の人 倍音の月2日




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