セージ特集 – 横浜｜ナディア｜地球雑貨と癒しの空間

セージ

ナディアで初めて買い物していただいたお客様に必ずといってビックリされてしまうことといえば、さていったい何でしょう？　そう！常連のお客様にはすっかりお馴染み、「石の浄化作業＝スマッジング」です。乾燥させたセージの葉っぱにライターで火をつけ、モクモクと出る煙を、購入していただいた石に当ててくゆらせる…。じーっと感じながら待つこと数秒…。さまざまな気を吸収して重くなってしまった石が、ふっと軽くなったように感じられたら浄化完了！

そのなんとも怪しげな行為（笑）にを目にして、ちっちゃな子供のお客さんの中には、スタッフの私たちを「本物の魔女」と思っている子もいるようです。彼らからはよく、「魔女のおねえさん」とか「忍者のおねえさん」と呼びかけられますが、あながち間違いでもないので（笑）反論もせず、さらに怪しげな呪文を唱えて魔女感をアピールすると、子供たちもみんなで真似してくれます♪

さて、今回はそんな「セージ」の特集です。ナディアで販売しているセージ各種の特徴をわかりやすくご案内いたしますね！

そもそもなぜ、セージの葉を石の浄化に使うのか…

この起源はアメリカの先住民の部族の儀式に端を発します。セージは古くからネイティブ・アメリカンが薬草として、また様々な儀式に不可欠な神聖な植物として大切にされてきました。雑念を捨て、祈祷しながら不要なエネルギーを天に返し、大いなる神の意思とつながる、そのための橋渡し役、それがセージだったのです。乾燥させたセージの葉に火をつけ、聖なる煙で空間を燻すことで、万物の気が渦巻く空間だけではなく、人間や動物の肉体、植物、鉱物、エナジーや想念のこもった物質を浄化します。

そもそも「病む」という概念がなく、「すべての病気は、不必要なものへの執着やネガティブな気が招いた結果」と捉えたインディアンは、セージを浄化に使用するすることで執着を手放し、本来の自分の魂の導きに忠実に生きようとしました。ネイティブ・アメリカンだけではなく、古代ヨーロッパや古代中国でも「万能治療薬」として重宝されてきた植物であるセージは、香り自体にも沈静効果があるので、ホッと安心したいとき、感情を沈めたいとき、瞑想前など、リラックスしたいときにもどうぞ使ってみてください。

また、ナディアではいつも燃えたセージを「アバロンシェル」と呼ばれる貝殻の裏面でガリガリっと押し付けて消していますが、そもそもどうして貝で消すのか？このご質問もよくいただきますが、実はこれにも深～い理由があるのです！

真珠のように七色に輝く独特の質感を持つこの貝は、正式名称を「ホワイトマザーオブ・パール」といって、ネイティブ・アメリカンにとっての「母なる海・水の象徴」とされています。砂を敷き詰めたお皿の上に貝を置き、その上でセージに火をつけて浄化、それが終われば貝の上でまた火を消す。この一連の所作は「マザーアース、母なる地球への敬意」を表しています。「火・風・地・水」の４つのエレメントをすっぽり含んでいるのです。すなわち、

＜火＞はセージ
＜風＞はセージの煙を仰ぐべく鳥の羽で作られたフェザーファンという扇
＜地＞は敷き詰められた砂
＜水＞はアバロンシェル（貝殻）

というわけです。

ナディアの妖しげな魔女たちは、実はこっそり壮大スケールのことを行っていたのでした！また、よくお客様とも、不思議だねーと話が盛り上がるトピックがひとつ。セージを焚くと、決まっていつも、お部屋の四隅やお手洗いなどの気の逃げ場所のようなところでは何故かそこだけ、不思議とモコモコ大量の煙が出てくることが多いのです。そして焚いたあとはいつでも、何かが通り過ぎたことを感じます。

ただし、どんなときでも一番重要なことは、自分自身の魂の浄化かもしれません。ただ一人、「在ること」を感じたいとき、ゼロになりたいとき、どうぞ静かな気持ちでセージを焚いてみてください。